【大阪本社】今月に入って大きな地震が立て続けに起きた。家族で震災発生時の行動を確認し合ったり、万一に備えて水や食糧を買いに走った人も多いのでは。気象庁が、南海トラフ大地震への防災対応を呼び掛ける臨時情報を発表した翌日の9日、近くのスーパーでは水、インスタント食品が売り切れていた。東京、大阪、奈良でも同じようなことが起きたと聞く。全国で膨大な量が動いたと思われる。繊維ではどのような消費があったのかも気になるところ。下着、タオル、動きやすい衣服、寒さや濡れから体を守るウエア、ブランケット…。災害時の備えにも繊維製品は欠かせない。改めて消費者への情報発信が必要なタイミングなのでは。（学）