繊維ニュース 編集部ブログ

2018 12 Apr

腐らぬミカンはほっておくべき

 【東京本社】今年1月の下旬、自宅から十数分の場所にスーパーがオープンした。店舗の面積が大きく、品ぞろえも豊富で、何より低価格。近くのスーパーと比較すると、商品によっても差があるが、だいたい10~20円程度は安い。おにぎりなどは税込み60円弱で売っており、よく利用するようになった。

 そのスーパーで買い物をした。風邪気味だったこともあり、「ビタミンCが必要」と考えてミカンを購入した。甘くてなかなかおいしい。数個入っていたため、食べ切ることができなかった。少しずつ食べればいいと保管しておいたのだが、思っていた以上に日持ちがする。「ありがたいな」と素直に感謝した。

 ところが、いつまでたっても腐らない。購入してから2カ月近くは経過しているはず。さすがに怖くなってきた。子供の頃、実家では年末に段ボール箱入りのミカンを買っていたが、すぐにアオカビが生え、箱から取り出していたのを思い出す。昔の学園ドラマでも「腐ったミカンの」うんぬんってあったような。

 目の前のミカンを見て考えた。食べるべきか、やめておくべきか。アオカビが生えていないのは間違いない。おかしな臭いもしない。腐っている感はなく、“ピンピン”している。食べ物を粗末にするのは良くない。が、食指が動かない。本当にどうしようか。(桃)