繊維ニュース 編集部ブログ
2020
14
Apr
両耳カット装置付き延反機
【中国・四国支社】婦人パンツ製造の丸繊(広島県東広島市)は、両耳自動カット装置付き延反機を2016年5月から導入している。文字通り生地を延ばしながら端の両耳を切断できるもので、「世界で初めて開発した」と言う。
福田好明社長によると、同社では延反機上で積載可能な生地量いっぱい(高さ7㌢ほど)に積み重ねて生地を延ばしている。上部になればなるほど両耳が重力で垂れてしまい、機械に巻き込まれて作業が中断してしまうことから、両耳をカットできる装置を導入したようだ。
装置のある工場は福山市にあるが、近隣の同業他社はこうした装置を保有していない。その理由は、「生地をそれほど重ねず、両耳が垂れないからではないか」と福田社長。アイテムごとの生産量やペースにもよるのだろうが、企業ごとに違う着眼点が時折見えるのが面白い。(小)