繊維ニュース 編集部ブログ

2019 10 Jul

時間を忘れて鑑賞

 【大阪本社】先日、休暇を利用して箱根まで旅行してきた時のこと。旅館のチェックイン時刻まで時間があるので、近くの美術館に立ち寄った。

 ほんの時間つぶしのつもりだったので予習なし。希少価値の程は計り知れないが、コレクションの量がとにかく多かった。館内も広いので展示スペースの各所にベンチが用意されていた。受付で2日目割の案内があった理由は、こういうことだったのか。

 普段から携帯を時計代わりに持ち歩いているため、カメラ、携帯・タブレット類の持ち込みができない館内では時刻を知るすべがない。ただチェックイン以外の予定を入れていなかったので、ある意味スケジュールに縛られずに鑑賞できた。常設展のみでも充分だったが、この際だから企画展も見ておいた。

 館内は作品の保存上、ロビー以外は採光を取る窓もなかったように思う。外に出ると夕暮れになっており、別世界から解放された気がした。入館前は長くて1時間くらいの滞在だろうと予測していたが、預けていた携帯を見ると2時間以上が経過していた。(和)