繊維ニュース 編集部ブログ

2025 03 Mar

独特なセンス光る

 【大阪本社】先日、中之島美術館(大阪市北区)で開かれていた「歌川国芳展」に行った。歌川国芳は江戸末期の浮世絵師で、数々の斬新な作品から、国内外で高い人気を誇る。武者絵や戯画など、約400点が展示され、特に代表作の一つ、『相馬の古内裏』(写真)の前には人だかりができていた。現代に通ずるデザインセンスとユーモアは今のアニメにも通じ、他国の文化には見られない独特なセンスが感じられる。また、作品の中で人々が着用する着物の柄もユニークなものが多く、何かデザインのヒントになるかも。同美術館での開催は終わったが、425日から北海道立近代美術館(札幌市)で見ることができる。(佑)