繊維ニュース 編集部ブログ

2023 16 Aug

異常気象に思う

 【大阪本社】愛媛県・今治タオル産地ではここ数年、水不足が続く。夏場だけではなく、今年の34月ごろが「いちばん怖かった」(産地関係者)そうだ。新型コロナウイルス禍の影であまり注目されることはなかったが、タオルの製造、とりわけ染色加工業にとっては綱渡りの様相が続いていたと言う。6月下旬の段階で「今夏は今のところ大丈夫そう」との見通しだったが、昨今の異常気象を見ていると楽観視はできない。写真は今治市を流れる蒼社川(そうじゃがわ)の上流にある玉川ダムの様子。なみなみと水をたたえる姿を見て、酷暑と台風のニュースを聞きながら何事もないことを祈りたい。(酒)