繊維ニュース 編集部ブログ

2022 15 Nov

デニムの甲冑

 【中国・四国支社】広島県福山市と言えばデニム産業が盛んな町。ここに本社を置く縫製のアパークスがこのほど、デニムを使って甲冑(かっちゅう)を作った。同市中心部にそびえ立つ福山城が今年、築城400年を迎えたことから「PRするものを作りたい」と企画。福山藩初代藩主、水野勝成の甲冑をデニムで再現した。同社のほか、デニム製造の篠原テキスタイル、刺しゅう加工の美希刺繍工芸、染色加工の山陽染工、洗い加工の四川など同市の繊維関連企業が協力した。先月、東京で開かれた「ファッションワールド東京」で披露し、注目を集めたそうだ。甲冑はアパークス本社で見ることができる。(秋)