繊維ニュース 編集部ブログ

2021 18 Jun

草木染めに注目

【大阪本社】テックワンがこのほどインクジェットプリント(IJ)での草木染め技術を開発した。天然繊維への加工を主に、環境に優しい商品として提案していく。サステイナビリティーの流れもあって、草木染めへの注目は高まっている。半年ほど前、ある薬剤メーカーは、環境配慮型商品の幅を広げるため、草木染めを新たに採用するアパレルが増えていると話していた。ただ、現状では1商品ごとの数量はあまり多くなく、採用件数は大きく増えたが、染料の販売数量はそこまで増えていないのだそうだ。染色だけでなくIJでも可能となったことで、生産手法の選択肢が広がった。今後、消費者の環境への意識の高まりとともにさらに市場が広がればと思う。(星)