繊維ニュース 編集部ブログ

2018 10 Oct

「MUJI独身寮」が北京に登場

 【上海支局】北京の北京国家体育場(通称・鳥巣スタジアム)で11月6日まで未来の家をテーマにした展示会「HOUSE VISION 2018 BEIJING EXHIBITION探索家――未来生活大展」が開かれている。その目玉の1つが、日本の著名建築家、長谷川豪が「無印良品」とコラボレーションした独身寮(写真)だ。

 北京の伝統的な住宅形式、四合院からインスピレーションを受けたミニマル・デザインで、無印良品の収納家具を使い、限られたスペースを有効活用している。

 良品計画の現地法人は、来年上海で社宅を作る。家賃が高騰し、外地出身の社員が部屋を借りるのが難しくなっていることに対応する。「日本企業らしい、社員が団結している会社にする」(山本直幸総経理)ための一環でもある。

 中国で成功する企業は、やはりやることが違う。大胆だが、社員が本当に必要としている取り組みでもある。長谷川さんのデザインをそのまま採用する訳ではないだろうが、きっとMUJIらしいシンプルかつおしゃれで、機能性の高い社宅になるのだろう。楽しみだ。(祐)