繊維ニュース 編集部ブログ
2020
17
Jun
もどかしさを解消
【大阪本社】妙中パイル織物(和歌山県橋本市)を取材した。同社では妙中清剛社長が“ほれ込んだ”バンデビーレ製の織機26台が稼働中。先日、それら織機のうちの一機種「VMM」の制御基板の改良互換品をユーザーの有志らで開発、導入したことについて話を聞いた。
稼働に至るまで、さまざまな経緯があるのだが、質実剛健な織機が制御基板の繊細な(ちょっとした)不具合で使えなくなり、その基板の修理も入手も困難というもどかしさを解決できたことに痛快な気分になる。
普段の生活でも、本体が無事なのに、付随する部品が壊れたり、消耗品の供給が終わったりで使えなくなることはちょくちょくある。
私の場合は電気シェーバーで、本体ごと新しいものを買ったほうが安いが、使い慣れた道具への愛着は捨てがたく、自分では何ともできないもどかしさが残る。決して貧乏性なのではない。(酒)