【東京本社】帝人がこのほど東京都内で開いた環境啓発イベントで、廃棄された電子製品で作られたレプリカ・フォーミュラＥレーシングカー「ＲｅｃｏｖｅｒＥ」を見た。携帯電話やタブレット端末、電子たばこ、テレビなどの電子廃棄物が活用されている。世界保健機関（ＷＨＯ）によると電子廃棄物の生成量は、2030年までに世界全体で7500万㌧に達する見込みという。少し前の統計だが、日本は年間257万㌧の電子廃棄物を排出しており、1人当たりでは20㌔にもなるそうだ。さまざまな分野で問題になる廃棄物。もっと真剣に考える時に来ている。（桃）