繊維ニュース 編集部ブログ

2021 28 Jul

忘れ得ぬ記憶

 【大阪本社】今年も大雨、台風の季節がやってきた。既に甚大な被害を受けている地域もあり、心が痛む。3年前の7月、西日本豪雨の際に小職は中国・四国支社に赴任していた。始まりは帰宅中の列車が「雨量計が規制値に到達」して途中駅で停車したこと。当初はゲリラ豪雨みたいなものと高をくくっていたが、そこで列車は運行を取りやめた。その駅まで家人に自動車で迎えに来てもらってからも強い雨が止むことはなかった。その日はスマートフォンが刻々と緊急警報音を鳴らし続け、眠れぬ夜を過ごした。個人としては、それ以上の大きな被害はなかったが、周辺には取り返しのつかない事態に見舞われた話も多々あった。写真は雨がやみ、しばらくしてから撮った自宅近くの川の様子。既に水量は普段通りに戻りつつあったが、水の茶色さと流れる物の多さが記憶に残っている。昨今は新型コロナウイルス禍に気を取られがちだが、天災は変わらずやってくる。何事にも備えを怠らず、息災な夏であることを願いたい。(酒)