繊維ニュース 編集部ブログ
2024
01
Aug
洋風な備後絣
【中国・四国支社】備後地域にある福山しんいち歴史民俗博物館(広島県福山市)にて4月から7月にかけて「備後絣(がすり)の百年」と題した企画展が開かれていた。備後絣の技術や製品の変遷を、実物を通して紹介したほか、初披露の資料などもそろえた。備後絣は綿製だと思っていたが、戦後には絹やウール、合成繊維使いのものも作られるようになっていたようだ。また、洋装化の流れもあり、広幅の生地も生産されるようになった。写真はその洋装化の流れを受けて作られた備後絣。現在でも通用しそうなデザインだと感じた。(秋)