【中国・四国支社】紺屋の2文字を含む地名は全国で約60カ所あるそうだ。岡山県にも津山市上紺屋町と下紺屋町の二つがある。紺屋とは藍染め職人のこと。江戸時代に同一の職業を生業とする人たちが同じ地域に住んだことが地名の由来だと言う。現在は住宅地となっているが、藍染めが当時の生活になじんでいたことが分かる。ちなみに「紺屋の明後日」という成語は、藍の染色が気温や湿度に左右されるため遅れがちで、客の催促に「明後日」と答えたことが転じて、依頼した商品が期日内に仕上がらないことを指す。原稿執筆に追われる日々。入稿は明後日とならないように。（徹）