【東京本社】ＹＫＫはこのほど、「第22回ＹＫＫファスニングアワード」の授賞式を東京都内で開催した。同アワードは服飾を学ぶ学生に、ＹＫＫのファスニング製品を使ったファッションデザインを制作してもらうコンテストで、今回は過去最多となる8582点の応募があった。その中から選ばれた作品はどれも独創性にあふれていたが、奇抜なだけでなく、意外と実用性も考えられていたのが印象的だった。審査員の1人は講評の中で「今後は斬新さだけでは評価されず、作り手から着る人への思いが伝わってこないと駄目」と語っていた。華々しいだけでなく、モノ作りや消費の在り方まで考えさせられるイベントだった。（強）