繊維ニュース 編集部ブログ

2022 11 Mar

発信の工夫光る

 【東京本社】2月下旬に横浜市内で開かれた「サステナブル・ブランド国際会議」(博展、サステナブル・ライフ・メディア主催)を取材した。3年連続で訪れているが、規模が少しずつ大きくなっているのを感じた。場内各所で行われるセッション(討論会)のテーマもバラエティーに富み、参加企業の業種の幅も広がっている。しかし、繊維関連企業の参加が目に見えて増えたとは言い難く、異業種交流の場に姿を現さないことに寂しさも覚えた。それでも、セイコーエプソンがデジタル捺染機でプリントしたオートクチュールを、デジタル映像と組み合わせて展示する試み(写真)は、来場者の関心を引き寄せていた。発信の方法次第で、イベント参加をより有意義なものにできることを改めて知った。(強)