繊維ニュース 編集部ブログ
2021
08
Nov
令和のマスク騒動
【東京本社】マスクの値崩れが止まらない。地元の商店街を歩いていると、「これ以上もう下げられません!」という悲痛なポップとともに50枚入りの不織布マスク1箱が110円で山積みにされていた。さらに数十㍍進んだ先の台湾タピオカ店ではほぼ同じ商品が100円(写真)だった。昨春なら1箱2千円でも買い占められていたような代物であるにも関わらず、道行く人は目もくれない。耳が痛くならない掛けひもや、息苦しさを抑える立体設計など、付加価値のあるマスクが普通に流通するようになったからなのかもしれない。平成の米騒動に通じるものを感じた。(日)