繊維ニュース 編集部ブログ

2023 05 Jul

アパレルの未来は

 【東京本社】このほど長崎県立大学佐世保校で、日本のアパレル産業の未来について考察するシンポジウムが開かれた。主催は同大学の起業サークル「ファーペン」と、スーツ縫製のエミネントスラックス(長崎県松浦市)。両者は以前から、服作りの工程で発生する切れ端を再利用するビジネスコンテストを通じて協力関係を構築してきた。シンポジウムでは、国や県に加え他の地元のアパレル関連企業も参加し、産官学それぞれの立場からアパレル産業の将来像を語り合った。オンラインを併用する形式で、途中、トラブルもあったが、学生らはシンポジウムをやり切った。起業家を志す学生が題材にアパレルを選んでくれたことに勇気付けられた。(強)