繊維ニュース 編集部ブログ

2023 15 Nov

機械需要の低迷

 【大阪本社】繊維機械の市場環境は昨年までの2年間とは一転し、需要低迷が続いている。6月のITMAミラノ(写真)が上向くきっかけになればと期待されていたが、まだ動きは鈍いまま。一部では中国市場が戻り出したといった声も出てきたが、混沌とする世界情勢から2024年の市場環境も慎重に見る向きが多い。昨年までの好況は新型コロナウイルス禍でのサプライチェーン混乱も関係し、「昨年と今年の平均が本当の需要」という見方もある。部品不足は改善されてきたが、まだ正常化していない部品もある。日常生活ではコロナ禍前に近付いてきたと感じることもあるが、なかなか元通りにならない面もある。(星)