繊維ニュース 編集部ブログ

2018 12 Jul

自分の服が置ける下心?

 【東京本社】レナウンはシェアしない月額制・ビジネスウエアトータルサポートサービス「着ルダケ」を展開する。18春夏からスタートしたが、顧客からは「パンツのアジャスターがいい」「コーディネートガイドが便利」などの声が届いているようだ。中には「暑くて上着がもったいない」との意見もあり、同社は19春夏にはジャケットなし、パンツ本数増というクールビズプランも開始するという。

 春夏では3040代の男性の申し込みが多かった。5万~6万円のクオリティーのスーツが半年で2着、年間で4着届く。対して料金は月額4800円で、年間57600円。スーツ1着分で、2年後には新たなスーツが4着届く。

 無論、顧客が半年で契約を打ち切った場合は、レナウンにとって1着分が損になるという計算も成り立つ。しかし、「継続されるという自信がある。打ち切られた商品は状態を見て中古市場に流す」とも。スーツは奥さんが選ぶことも多い。主婦目線からすると、「亭主の服代を抑え、オフシーズンにレナウンが保管してくれれば、タンスには自分の服を多く置ける」というメリットがあるかも。(康)