桑原 ゆう

2018 07 Feb

《逢魔が時のうた》改訂世界初演

Tomorrow, on 8th, 'Ōmagatoki no Uta (Hearing the Dusk Abyss)' for solo cello will be performed by Seiko Takemoto with its revised premiere!!

 

明日2/8(木)は、毎年恒例となりました佐藤眞先生門下の先輩方とご一緒するコンサートで、チェロ独奏のための《逢魔が時のうた》を改訂初演します。淡座でも一緒に活動している竹本聖子ちゃんが、ソロなのに1行に何段もある大変な楽譜を解読して、素晴らしく演奏してくれています!

 

以下、プログラムノートです。

 

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逢魔が時のうた》は、2014年にダルムシュタット夏季現代音楽講習会のワークショップのために作曲し、二度の大きな改訂を経て、本日演奏されるバージョンが出来上がった。弦を極端に緩めるスコルダトゥーラは、その音程関係の必要性はもちろんのこと、三味線の「さわり」のような効果として、ノイズを含む太い旋律線を描くために指定されている。左手ピチカートによるパルスが少しずつずれて重なるなか、微妙な抑揚をつけた「ふし」がたゆたう。“逢魔が時、雀色時などといふ一日の内人間の影法師が一番ぼんやりとする時”、この世とあの世の交わるところから滲んで聴こえる、 魔物たちのうた。

 

 

 

 

 

New Chamber Music 2018 vol.4

2018年2月8日(木)
@杉並公会堂小ホール (東京都杉並区上荻1丁目23-15)
時間 / 開演19:00 (開場18:30)
料金 / 一般3000円
演奏 / 竹本聖子 (チェロ)

 

 

チケットはご用意できますので、コンサート直前でも、もしよろしかったらぜひご連絡ください。お待ちしています!

 

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