2016年3月10日(木)-11日(金)

東大寺修二会の声明を初めて体験してきました。

19時からお松明が上がるのを二月堂の下から見て、そのあと階段を上がって裏手にまわり、局で初夜、半夜、後夜、晨朝の作法まで聴きました。かなり防寒して行ったつもりだったのですが、それでも身体の芯まで凍える寒さで、それに耐えながらの数時間。午前2時ごろ、練行衆が退堂されるのを見送って二月堂を降りました。本やCDなどでかなり予習してから行ったのですが、その場で体験して初めて胸にすとんと落ちるものがたくさんありました。

翌日も午後から日中、日没の作法を聴き、六時ぶんの作法を一通り体験しました。

日中の作法の前に二月堂周りをうろうろしていたら、お松明を作っているのが見れました。

また来年も聴きに行き、数年かけて二週間分のすべての作法を体験しようと目論んでおります。それにしても、中学生の修学旅行以来の奈良、その大らかさ、懐の深さといいましょうか、雰囲気が良くてすっかり気に入ってしまいました。またすぐにでも行きたいくらい！自然と仏教の大きなパワーをいただき、ポジティブな気持ちが満ち満ちて、身体まですっきりとしました。