船橋 芳信

2019 24 Oct

衣装哲学

「トーマス・カーライル 衣装哲学」の画像検索結果

説明

トーマス・カーライルは、19世紀イギリスの歴史家・評論家。
 
衣装哲学、トーマスカーライルの名言を、読んでいると成る程成る程と頷きながら、名言、格言に感心する。
 ☆明確な目的があれば、どんなに険しい道でも進むことができる。
その一方で、目的がなければ、平坦な道でさえ進むことはできない。
 どうしても高い目標を、持ちたがる性格としては、地道な事に集中出来ないでいる。
物作りには、一針、一針の積み重ねが大事なのは良く承知するが、
全体のイメージと一針が結びつくのには長大な時間がかかる。
其処に辿り着く前に、大抵の人は方向を変えてしまう。
一針、一針の持つ意味の何が大切であるかを、識る、教える師匠と言う存在が、
現在希少価値となってしまった。昔は思いつきや幸運で富に辿り着く、一攫千金は、
落語の世界でしかなかったが、現在では、AI,インターネット、学問さえも自分の努力ではなく、
スマートフォン、コンピューターを手にすれば、何でもそれが答えてくれる。
勉強すると言う覚える努力は必要なくなったのである。
あるとき、若い人と話していると、兎に角、引き出しが多くなんにでも返答してくる。
物知りですねと尋ねると、
「私達、コンピューター、スマホ世代は、知らない事は恥です、と、
何故なら、スマホで調べれば、即座に答えてくれるからです。」
 
 ☆一生の仕事を見出した人には、ほかの幸福など必要ないのです。
好きな事で、人生が送れる人はどんなにか幸せだろう。好きな事を限定する事さえ出来ぬ我が身には、
減点法で、今一番時間を使っている事が、好きな事だと確信せざるを得ない。
言い訳がましく、仕事をしてる理由付けとして、好きだから、と付け加えてしまう。
仕事の全てが好きな訳ではない。生地が形になって、お客様がそれを着て、
似合っていたら、全ての苦労が一瞬にして消えてしまう。
唯単純に嬉しく思い、又報酬の確保に安堵もする。
 好きな事を、一生の仕事を見出した人には、ほかの幸福など必要ないのです、
と言う格言は、この一瞬、成功した時には言えるかもしれない。
 
 ☆失敗の最たるものは、失敗した事を自覚しない事である。
元々、脳天気な性格の為、失敗ばかりしていても、自覚が足りないと言うよりも、其処で終われないので、
良い風に解釈して、俗にいうプラス思考で失敗を乗り切ってしまう。正に甘い認識である。
集中力を駆使して、失敗が無いように準備し、ミスが無いように段取りを取れていたか等の分析が必要である。
時間に追われ、見切り発車の結果は、考える必要も無く、失敗に終わる。本当にこの失敗の繰り返しが、
自分も又、人類の歴史であるかのように思う。人の経験、記憶、認識は、人の一生で終結するからである。
 
 ☆雄弁は銀なり。沈黙は金なり。
本当にそう思う。お喋りは全てを無くす。黙っていれない性格にはこの格言は、金である事間違いない。
 
☆火が光の初めであるように、つねに愛が知識の初めである。
ウーン、これは素晴らしく思う。愛が知識の始めである、思う心は、何かを動かす。
特に自分自身を動かしてしまう。問題は愛の対象である。
男の愛?女の愛?男女の愛を対象にしているとしたら、
この格言は、下水に流そう!
愛の対象は、性別を越えてないと愛とは言えないとしよう。
ウーン!高尚な愛への目覚めは、勇気と希望と意欲とを生んでくれる。
良いな! 
 火が光の初めであるように、つねに愛が知識の初めである。
 
☆いつだって心は、頭より先に物事をつかんでいる。
感じる事は、頭で考えるより正確に、本質に突き進んでいる。直感は正しい。音楽も頭と耳で聴くよりも、
心、身体に答えさせ、聴かせたらより一層音楽とコミュニケート出来る。
人間の感じる知覚は、コンピューターのノウハウよりもはるかに素晴らしいスピードと正確さでもって
私達の存在意義を提示してくれている。