芹澤 絵美
2018
26
Jan
ビーチフロントってどうなの?
最近もビーチフロントの家って人気なんでしょうか?
私がニュージーランドで家を探したときの条件は、
日本での地震と津波の直後でもあったので、
海から離れている高台にある家、でした。
このワイヘキ島に住んでいると、ビーチフロントの家をたくさん見ます。
住み始めた頃は「海の前もいいけどやっぱり津波がなぁ」と思っていて、
多くの人はニュージーランドには津波が来ない、と言っていました。
こちらでの生活が安定してきた頃、
家の前から車輪付きのボートを出してそのまま海に出る人々などを見ると、
ああ、ビーチフロントの家ってなんて便利なんだろう、などと思っていました。
が、しかし!
1/5の大雨&暴風で海が荒れ、
この5年間で見たことが無いほど砂浜が崩されました。
ワイヘキ島の主要ビーチ2つ、オネタンギビーチとパームビーチの土手が2〜3m以上削られてしまいました。
ビーチに向かって作られた階段も土台が流されてしまいいくつか使用禁止になっていたり、通常ならば砂に隠れている人工の石垣(防波堤)が剥き出しになり、最悪崩れてしまっていました。
家の前庭のすぐ先が崩れているわけだけれど、
こういうのって誰が誰のお金で直すのだろう??とギモン。
もしかして全部家主負担なのかしら?
今後海の水位は少しずつ上がっていくと言われています。
それほど遠くない未来、ビーチフロントの家は嵐の日には荒波をかぶってしまうのではないだろうか?と思ってしまいます。
それでもビーチフロントの家は今後も高値で取引されていくのだろうか??
少なくとも私は、これを見て「やっぱりビーチフロントは危険」と再認識したので、今後もビーチフロントの家は選択肢に入らないだろう。