芹澤 絵美

2020 12 Sep

15年に一度の大仕事、屋根ペイント

先週、今週と、ついに屋根のペイントを塗り替えました。

屋根にもいろいろタイプがあると思いますが、
うちの屋根は日本で言うところのトタン屋根の頑丈版です。

屋根のメンテナンスは、その材質がなんであれ、
一軒家では何十年に一度は必ずやる必要がある大イベントだと思います。

ほとんどはプロに頼むと思うのですが、
日本円にして200万円以上かかると見積もりされたので、
一生に一度の可能性もかなり高いし、自分達でやってみることにしました。

手順は、
1,ウォーターブラスターで剥がれかけのペイントや、苔、汚れなどを吹き飛ばす。
2,ペイントがかかってはいけない部分に養生をする。
3,ペイント2回


とにかく、屋根の上なので、滑り落ちないように注意する必要があります。
かつ、釘を頼りに屋台骨の上を歩くようにしないといけません。

上記注意点を頭に入れ集中して作業していきます。

そして、ワイヘキ島特有の注意事項としては、
屋根の雨どいから雨水を集めて生活用水にしている島なので、
一連の作業中は、ウォータータンクへの雨水パイプの接続を解除します。
剥がれ落ちる粉状のペイント材がタンクに侵入するのを防ぐ為です。

 

<ウォーターブラスター>
我が家はケルヒャーのウォーターブラスターを使用しています。


<天窓やアンテナ、煙突、換気扇などに養生をします>

<雨どいにペイントがかからないようにダンボールでブロックします>

<ペイント開始。ワグナーというペイントスプレイヤーを使用します>

ペイントスプレイヤーを使用すると、
手で塗るよりも10倍速く美しく塗ることが出来ます。
ただスプレイなので風に舞ってあちこちにペイント材が付着する可能性があります。

実際に、風向きと風速には注意したつもりでしたが、
思ったよりも遠くに飛んでいき、
ちょっと離して停めてあった車に上にうっすら降り積もってしまいました・・・・。

見た目には色はもちろんつきませんが、手ざわりがザラザラするのです。
いつも車をすべすべピカピカにしている旦那さんは大ショック。
(しかもこのあとデッキのペイントで更なる悲劇が彼を待っていました・・・)

おそらく家の周囲にはかなり降り積もっていると思いますが、
車ほどは気にならない感じなので、仕上がりと作業時間優先でがんがんスプレー!

そしてついに完成!

ウォーターブラスターから一度塗り終了までは3日。
この間、雨は御法度なので、週間天気予報をよく見て作業日を選びました。
一度塗りのあと、軽い雨が2日間降ったのでお休み。

開始から6日目、2度塗りを一気に仕上げて完成です。

ペイント材の会社によると、
1度塗りで10年保証、2度塗りで15年保証、と書かれていました。

塗ってから15年すると、徐々にペイントが剥がれ始めるようです。

この家は築24年になりますが、屋根のペイントはこれが初めてです。
私が引っ越してきた当初がちょうど塗り替え時期だった計算になりますが、
何も知らない私は屋根のことをあまり気にせず過ごしてきました。

けれど、その時からペイントの劣化は始まり、
9年近くかけてかなり剥がれ落ちていったようです。

遠くの公園から家の屋根が白く見え始めていたので、
今回の塗り替えに至りました。

これで15年は安心です。

15年後は、1度塗りで充分だと思いますが、
その時私は65歳。旦那さんはもっと・・・。
おそらくもう自分達では塗り替えはできないでしょう。

屋根のライフスパンで何かを考えると人生の残りの長さのことも考えてしまいます。

屋根のペイントをする決意をしたのにもう一つ理由があります。
東側の屋根(すぐ上の写真)に、近々ソーラーパネルが設置される予定です。

ソーラーパネルを設置するのに、
その下の屋根が剥がれかけのペイントでは気持ち悪いなと思ったからです。

何はともあれ、一生に一度の大仕事が終わって良かったです(笑)

一昨日と今日は、デッキのオイルステインをしました。
デッキのオイルステインは、ベストは毎年、出来れば隔年で塗るようにしています。
今年はペイントスプレイヤーがあったのでサクっと終わりました。

Do It Yourself.