芹澤 絵美

2021 03 Jul

エクソソーム・パンデミック

 

ニュージーランドでも職業・年齢・基礎疾患などの縛りの無い、
一般国民へのCOVID-19ワクチン接種が開始されます。

私の働いている職場でも、
「ポリオワクチンのようにみんなで接種して根絶させたほうがいい」
「俺は政府を信用していない。絶対に打たない」

などと、極端に反対の意見も飛び交い始めました。
それを聞いていると、ひとくちにワクチンと言っても、
ポリオのように無毒化され薄めたウィルスを体に入れて抗体を作る従来型と、
COVID-19用として現在接種が始まっているmRNAワクチンは全く別物であり、
その事の説明が行き届いていないんだなぁと感じました。

日本のテレビでも、mRNAワクチンについて説明している番組をいくつか見ましたが、
RNAをくるんでいる油のことや、その油はすぐに体内で分解され排出されること、
mRNA技術は癌治療に使われていて別に新しい技術じゃないことなどの解説はありましたが、
メッセンジャーRNAがいったい何をメッセンジャーとして運んでいるのかの説明が不足していると感じました。

COVID-19のmRNAワクチンで人の細胞に運び入れているのは、
コロナウィルスのスパイクタンパク質(トゲトゲの部分)です。

私が毎日聞いているアメリカのラジオで反ワクチン派の言っている意見は、
「mRNAワクチン接種者がスパイクプロテインを周囲に放出している」
「妊婦は流産する」「不妊になる」などが多く、それってどういう仕組みでそうなるの??
と謎が一杯でしたが、最近見た動画で「エクソソーム」という物質の存在を知り、納得しました。

エクソソームは1980年代に発見されたた物質で、細胞の中で作られ、細胞外に放出される小胞です。
体内を循環しているエクソソームを別の細胞が受け取ると、その中に入っている物質の影響を受けて、
様々な反応を引き起こすことを通じ、がんをはじめとする多くの疾病の進行にかかわっているようです。
ある組織ががん化すると、がん細胞が放出するエクソソームによって転移が促進されることや、
肺気腫の患者さんから採取したエクソソームをマウスに注射すると、そのマウスに肺気腫の兆候が確認されています。

エクソソームの「放出と受容」が体内と体外間で行われているのです。


モデルナ社のCOVID-19ワクチン最新の特許によると、運び込まれたスパイクタンパクを生成するRNAまたはDNAは、エクソソームや体液を調べることで評価出来る、と書かれています。<概要0233を参照>
*この時点で、スパイクタンパク質は、注射をした腕の筋肉以外にも分布することをはっきりと断定しています。



エクソソームは、
肺、心臓、脾臓、胃、腸、膀胱、腎臓、卵巣、精巣、皮膚、大腸、乳房、前立腺、脳、食道、肝臓、胎盤、など。
体液は、血清、尿、痰、唾液、骨髄、羊水、耳垢、母乳、精液、汗、便、髪の毛、涙、リンパ液、皮脂、月経、膿、など。


これを見ればすぐに分かりますが、
卵巣、精巣、にエクソソームが確認出来るとありますので、
そこで卵細胞にスパイクタンパク質を含んだエクソソームが受容される可能性があることが分かります。
肺にもエクソソームが確認出来るということは、呼気によって体外にエクソソームが放出される可能性もあります。
唾液は会話を交わすことでもスパイクタンパクRNAが飛び、精液は性交によって男性から女性にRNAが移転します。
母乳にも含まれているので、母親から乳幼児にスパイクタンパク質RNAが渡されるということです。


ここから想像出来ることは、mRNAワクチンを接種しても、しなくても、
スパイクタンパク質を体に入れることは、無人島にいるので無いかぎり避けられない、ということです。
ただし、その人の免疫が高ければ、エクソソームの受容は拒絶出来るようです。
免疫が低いと病気になりやすいというのも、このエクソソーム視点で見ると納得です。


アメリカの反ワクチン派が、
「COVID-19ワクチンこそが、正真正銘のパンデミックを起こす生物兵器である」と言うのも、
なんだかようやく理解できました。

次に起こるのは、エクソソーム・パンデミックというわけです。


もちろんCOVID-19ワクチン以前から、
様々な病気でエクソソーム・パンデミックは静かに起こっていたわけで特別なことではないと思います。
ただ、スパイクタンパク質を人の体内に入れることは人類史上初めてのことなので、
スパイクタンパク生成人間を次々作り出すことが、エクソソーム・パンデミックということになるでしょうか?

バイラム・ブライドル博士は、
「私たちはスパイクタンパクが優れた標的抗原であると考えていましたが、スパイクタンパク自体に毒素があり、病原性タンパク質であることは知らなかった。」と言っており、スパイクタンパクRNAが、エクソソームとして接種者から周囲に放出される可能性が高いことに警鐘を鳴らしています。
(*エクソソームやスパイクタンパク質RNAが卵巣に確認出来る=不妊という科学的根拠はありません。また同様に不妊にならないという科学的根拠も今のところ説明されていません)



さて、このmRNAワクチンが全く問題無かったとして、スパイクタンパクRNAを細胞に取り入れ、
自らスパイクを生成出来るようになった人間はいったいどうなるのでしょうか?
風邪ウィルスの中で2番目に多いコロナウィルスだけには感染しない体になるのでしょうか?
それとも自然免疫がスパイクタンパクに犯されてサイトカインストームが起きたりする人も出てくるのでしょうか?

 

もしもお注射をしなくても、近くの接種済みの人からスパイクタンパク質が移転するならば、
例えばRNA検査みたいなのでスパイクタンパクが体内にあることが分かれば、
お注射しないでも良い、みたいになったりしないでしょうか???
スパイクタンパク質に毒性が無いことが前提ですが・・・。


いったいどうなるのか、
あらゆることが未見で、治験がもっと進んでからで無いとわからなそうですね。


ところで、お注射の一番の目的は、COVID-19感染予防だと思うのですが、
国民の摂取率が高いイスラエルでデルタ株が感染拡大中ということで、
接種済みの人は体内にあるスパイクタンパク質が作り出した抗体のおかげで重症化しない、など、
そういう結果がそろそろ聞きたいところですね。

 

そうでなければ、半年ごとにお注射をしなければ効果が無い、など、
どんどんお注射のトップアップみたいになったら嫌だなぁと先々まで想像し、
とにかく免疫を上げる生活を心がけようと思います。

 

*この件について非常に分かりやすく明快に解説してくれている動画。
研究計画書の可能性を断言できるRNAワク〇ンの特許を解説!

エクソソームについて参考にしたサイト

モデルナ社のmRNA最新特許ページ

ワクチンごとの死亡者数(米国内のみ)を検索出来るCDCのサイト