芹澤 絵美
久しぶりにストーニーリッジへ。
ワイヘキ島が誇るトップヴィンヤード「Stonyridge」に行ってきました。
セラードアーには幾度か友人達を連れてテイスティングに訪れていましたが、
きちんと予約をしてレストランで食事をするのは5〜6年ぶりです。
今回は、5月に友人を連れてテイスティングに行った際に知り合った、
セラードアーで働いている日本人の女の子の好意で席を設けて頂きました。
本来ならストーニーリッジのワインから飲むべきですが、
私たちがピノ・ノワール好きだと知っていたので、
セントラル・オタゴの銘酒「VALLI」を抜栓してくれました。
(残念ながらワイヘキ島ではピノ・ノワールは育ちません。)
VALLIは、私たちが大好きなピノ・ノワールの一つで、
全部で4つある銘柄から、今まで飲んだことのないバノックバーンを選びました。
これはこれで美味しかったのですが、
最初に食べたオイスターとは相性イマイチで、
スターターにもシーフードを注文してあったので、
急遽、白ワインを頼むことに。
ストーニーリッジレストランには、コラヴァンが用意されていたので、
本来ならボトル注文しか受け付けない高級ワインをグラスで出すことができます。
そのコラヴァンで出せるワインリストの中で私が選んだのは、
カロリーヌ・モレの、シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ。
畑は、レ・カイユレだったと思います(うろ覚え・・・)
シャルドネの最高峰モンラッシェこそ手が届きませんが、
シャサーニュ・モンラッシェのプルミエ・クリュならば、と注文しました。
それでもグラスでNZ$48です。。。。
1度でいいから味わってみたかったモンラッシェ地方のシャルドネ。
コラヴァンがセットされたボトルからコルクを抜栓せずして注がれる黄金の液体。
樽香がほぼ無く、優しい口当たりでスッキリ爽やかな喉ごし。
(私は樽香が少ないシャルドネが好みです。)
ワインそのものも非常に美味しかったですが、
このワインと最高のマリアージュを提供してくれたのは、サヴィチェでした。
ココナッツとライムでマリネしてある白身魚を食べた後に飲むシャサーニュ・モンラッシェはあまりに美味しく、旦那さんとシェアしていたはずなのにほぼ私が飲んでしまいました。
ニュージーランド産であれば、
シャルドネよりもドライリースリングのほうがこの料理には合わせやすいかも知れません。
フランスのブランドワインに負けないくらい感動出来ます。
この後、メインのラム肉を堪能。
ストーニーリッジレストランのメニューは、
オークランドシティで「MASU」という日本食レストランを手がける、
Nic Wattというシェフがコンサルティングしているので、
料理にも日本テイストが見え隠れしています。
ラム肉には味噌ベースのスパイシーなソースが合わせてあり、
肉の付け合わせにはなんと、ワカメが入ったパイが!
このワカメ・パイには斬新すぎてついていけませんでしたが、
とってもあっさりしているので、
肉料理がしつこく感じなくて案外絶妙なバランスかもしれません。
いろいろと料理のスタイルに感銘を受けたので、
1度シティにある彼の店に行ってみたいと思います。
こんな体験をさせてくれた若い2人に感謝。
Thank you guys Ayaka and Eric.