芹澤 絵美
菜園
ブドウ畑にはたくさんの野鳥の巣があります。
リーフ・プラッキングと呼ばれる、フルーツの周りの葉をむしり取る作業に入っているので、
いろいろな種類の鳥の巣を見ることが出来ます。
大きい巣、小さい巣、
すでに雛たちが巣立った後の巣、
孵化前の卵が並んでいる巣、
育ち盛りの雛が口を開けて親鳥を待っている巣、
見ていて飽きません。
我が家の菜園も、ブドウの樹勢に負けないぐらいモリモリしてきました。
今年は、実物野菜の隙間に葉物野菜を植える密植にしてみました。
<キュウリ、茄子、オクラ、コリアンダー、ケール、コスレタス>
<枝豆、空豆>
<トマト6種類>
菜園とは別に、
キッチンからすぐに出られるデッキでも使用頻度の高いハーブとレタス類を常備しています。
<レタス:ベイビーリーフとしてハサミで切って収穫。根を残すと次々生えてきます>
<三つ葉:1年中枯れず、こぼれ種で繁殖>
<シソ:冬に一度枯れるけど、こぼれ種で1年中発芽はしている>
<レインボーキャロット:白、紫、黄色、オレンジのフィンガーキャロット。生のままかじる>
他にも鉢植えで、ゴボウ、ズッキーニ、パプリカをデッキで育てています。
今年は全ての野菜から種を収穫する予定です。
すべてF1ではないエアルーム(在来)野菜なので、採取した種から同じ野菜が翌年も育ちます。
種が手に入らないような時代になった時の為に一応種を冷凍保存して繋いでいます。
ニュージーランドは、昨日から新型コロナ対策の新システム「信号システム」に移行。
オークランドは赤で、警戒レベルとしては一番高いのですが、
ワクチンパスポートを持っている人は基本的にどこにでも行けるので、
昨日からワイヘキ島にも沢山の観光客が訪れています。
観光ビジネスを持っている人々にとっては待ちに待った瞬間です。
お店のオーナーが未接種の場合は、お客にもワクパス提示を求めないお店もあります。
そのお店のことを悪く言う人もいますし、ワクパスが始動してからの誰かとの会話では、
その人がワクチンパスポートというシステムについてどう思っているのか、
ワクチン接種をした人、しない人をどう思っているのか、推察することが出来ます。
「接種はその人の選択の自由だ」と口では言っていても、
ちょっとした言葉の端々に心の底では未接種者やワクパス提示を求めないお店に批判的な気持ちを持っていることが伝わってきたり、未接種者は接種者と、接種者は未接種者との接触を避けなければいけないような気持ちにさせられたり、しばらくはザワザワしそうです。
この心理の根底には「未接種者が感染を拡大させている」という刷り込みがあり、
そう思わせているものがワクチン・パスポートです。
ワクパス提示を求める場所でワクチン接種者だけが集まるのであれば感染拡大しない、
そういう前提でワクチン・パスポートを持つ者に自由行動の権利が与えられているのです。
ワクパスはQRコードですので、どこの誰がどのお店に何日何時何分に居たのか完璧にトレースすることが出来るので、濃厚接触者も簡単に割り出すことが出来ます。
今のところ、新株オミクロン(存在しているのであれば)はワクチン2回接種者にも等しく感染が広がっているようですが、さて、
ワクチンパスポートによってウィルス拡大を止められるのか、
ワクチンパスポートを持っている人間にはウィルスは感染しないのか、
ワクチンパスポートに意味はあるのかどうか、確かめるためにしばらく様子見です。
ワクパス提示の無いプライベートな空間、例えば家族間交流など、
接種済みの家族と未接種の家族との交流はどうなるのでしょうか?
ワクパス導入後も感染拡大した場合、そのあたりが次のターゲットとなるかもしれません。
私は、ワクチンパスポートは感染拡大を止めるためのものではないとちょっと思っていますので、
想像通りであるかどうか数ヶ月後の結果に興味があります。
ニュージーランドのワクチンパスポートには期限があります。
最後の接種から7ヶ月が期限です。
これは、7ヶ月後には新しいワクチンを接種しないとワクパスをキープ出来ないということです。
私にはワクチンを打つ理由が今のところありませんが、
自然免疫を明らかに上回る効果、もしくは年齢を重ね重症化リスクが増すような場合など、それ相応の納得できる根拠があれば接種するつもりです。
クリスマスホリデーまであと2週間!
カヌカの花びらが舞い散り、降り積もり、雪代わりになっています。
ホリデー中のお籠もり生活の準備も万端。
心穏やかに過ごせますように。