芹澤 絵美

2018 10 Jan

プライベートビーチ

 

私の2週間の夏休みもいよいよ終盤です。

昨日はここ最近の夏休みの中で最も夏休みらしいことをしました!

それは、前から憧れて憧れてしょうがなかった、

海からしか上陸出来ないプライベートビーチで遊ぶ事。

ワイヘキにはビーチがたくさんあるけれど、

陸から行ける気持ちの良い白浜は3カ所しかありません。

けれど実は大小様々なビーチが島の周囲に無数に点在していて、

ほとんどが海からしか上陸出来ません。

ニュージーランドではその土地の持ち主であってもビーチを専有することは出来ない法律になっているので、例えそれらビーチの真ん前に家があっても、海からの上陸を禁止することは出来ないのです。

なので上陸さえすれば、誰もがプライベートビーチとして楽しめるのです。

私が以前からグーグル・マップで目を付けていたカクタス・ベイというところがあるのですが、その隣に位置するとっても小さな湾、ガーデン・コーブに行ってきました。

小さな入江は秘密の海岸的ムード満点で、湖の様な静けさ。

砂浜に寝転ぶと無人島感たっぷりです。

ビーチのすぐ上が牧場になっているらしく、

私たちが上陸してすぐに牛の親子が斜面をかけのぼって逃げていきました。

おもしろい。

まずは足跡1つ無いビーチで愛犬ヒメと遊んでから、

登りやすそうな崖を選んで上から景色を眺め、

その後は波のないプールのような海に入り、泳いだり仰向けに浮かんだりして空を眺めました。

すでに開放感たっぷりの島に住んでいるのですが、

さらにそれより裸でいられる開放感を味わいました。

私がそんなこんなをしている間に、

近くにある釣りの名ポイントに行っていた旦那さんが帰ってきました。

どうだった〜?と聞くと、やばい!の一言。

なにがやばいって、最初の一投げ目でいきなり62cmの鯛が釣れたこと。

待つこと知らずで大物が釣れ、噂に違わない名ポイントの実力を知ったのでした。

そこは、スプレイ・ロックという沖合の海中にある尖った岩で、

干潮の時だけ頂上が海面に顔を出すそうです。

その周囲は何十メートルもいきなり深くなっていて、鯛やヒラマサが沢山集まってきているとのこと。

夫婦そろってガーデン・コーブを堪能した私たちは、

更に隣のオフィティ・ベイに上陸し、

しばしシュノーケリングをしてから帰路につきました。

いやぁボートを持っていて良かったね、と2人で大満足。

この遊びを堪能するには、船を出すビーチの砂のコンディション、

ほぼ無風で晴れの天気、朝の時間帯に干潮であること、

何より暑い夏であることなど、条件が全て揃うことが必須で、

かつそれが仕事の休みに当たることは意外と稀です。

いつでも楽しめるわけじゃないところがまた特別に楽しく感じたのかもしれません。

次はいつ行けるかな?