芹澤 絵美

2020 29 Nov

2つの世界を見通す

 

ご無沙汰していました。

ニュージーランドは時折急にさむくなったりしますが、
確実に夏に向かっている感じがします。

ヴィンヤードでは、定期的に降る豊富な雨が、
ブドウ達を2〜3週間前倒しで成長させています。

毎日クタクタになるまで働きながらも、
私はいまあることにとっても夢中で、
そのおかげで夜もさっさと寝ないで夜更かししています。

それは、米大統領選の行方です。

11/3の夜と、明けて11/4の朝まで、
この間に世界がすっかり変わっていました。

前々から少しずつ世界に起こり始めていたことが、
今回の米大統領選で決定的になったことがあります。

「分断」

これがあらゆる方向性で起きていて、
単なる考えの違い、貧富の違い、人種の違い以上の、
そもそも「見ている世界が違う」というのが見えてきました。

私は今、
「1次ソースに自らアクセスし真実を追究している人々」が住む世界と、
「主要メディアから与えられた情報を現実であると認識している人々」が住む世界と、
その2つの世界を同時に見ている不思議な感覚にとらわれています。

それはまるで、映画「マトリックス」のように、
仮想現実(マトリックス)に住む人々と、
マトリックスから目覚め現実の中で生きていく人々を同時に見ているオラクルのような気持ちです。

というのも、
アメリカの主要メディアと日本のメディアが伝えているのは、
「ジョー・バイデンの勝利」であり、「敗北を認めないドナルド・トランプ」という2つの軸を中心にニュースを構成していて、テレビと新聞から与えられるニュースが現実に起こっていることだと思って今まで生きてきた人々は、次期米国大統領がジョー・バイデン氏であると思っています。

しかし、この日米主要メディアではまったく伝えられることの無い米大統領選が、
アメリカ、ベネズエラ、中国、イラン、カナダ、ドイツ、他を跨いで大きく動いています。

特にシドニー・パウエル弁護士が起こしている訴訟は、
国家反逆罪にまで発展する歴史に残る大事件として今全米を揺るがしています。

日米主要メディアでは、
トランプ陣営が主張する不正選挙はいわば負け犬の遠吠えのようなものであり、
「証拠を提出しない」「根拠が無い」の一点張りでニュースを作ってきました。

しかし実際には、
トランプ陣営が慎重に証拠を保全してきたのにも驚くべき戦略があり、
昨日土曜日のジョージア州知事の”ジョー・バイデン勝利”という選挙結果認証を以て、
国家反逆罪が確定した可能性すらあるのです。

11/4以降、トランプ陣営が主張する不正選挙についてずっと注目してきましたが、
実際にアメリカで起こっている事と、日米主要メディアが報じている内容に大きな開きが生じ、両方を見ている私は、まるで違う法則で回っている2つの世界の狭間で迷子になった子供のような気分です。

もしも徹底的に新聞、テレビ、ソーシャル・メディアまでもが情報を封鎖したら、
真実を叫ぶ声はあっという間に小さくなり、あったことも無かったことに出来るということに気づいてしまい、少し恐怖も感じました。

けれど、当のトランプ大統領本人と、百戦錬磨のルディ・ジュリアーニ弁護士、連邦検事を9年務め軍事弁護士としても登録をしたシドニー・パウエル弁護士の力強い言葉が、どれだけ主要メディアが”無視”を続けても、彼らを信じる人々を勇気づけてきました。

現在の状況は、
シドニー・パウエル弁護士チームが、ジョージア州とミシガン州当局を提訴、
ルディ・ジュリアーニ弁護士チームが、1000件以上の宣誓供述書(まだまだ増え続けている)を手に、先週の金曜日にペンシルベニア州で公聴会を開き、明日月曜日はアリゾナ州で、
3日木曜日はネバダ州で公聴会を開くという状況です。

公聴会を受けて、ペンシルベニア州最高裁判事は、ジョー・バイデン勝利の選挙承認保留を命じました。

このペンシルベニア州で行われた公聴会に主要メディアが1社も来ないという異常な状況でありましたが、イギリスのインデペンデント誌がしっかりと録画し、全3時間の公聴会をYouTubeで公開しましたので、そちらで見ることが出来ます。

シドニー・パウエル弁護士が提出した訴状は、
彼女のウェブサイトからPDFダウンロードすることが出来ます。
<*シドニー氏はTwitterでそのリンクを貼りましたが、それによりTwitter社にアカウントをロックされました。現在、Twitter上でそのリンクを貼ることは誰も出来ない状況です。私もとあるドイツのニュースソースをTwitterでつぶやいたところ即時アカウントを12時間ロックされました。ロック解除の条件はそのTweetを削除することでした。Twitter社のアルゴリズム検閲が入っているということがここから分かります。>

訴状には、ドミニオン集計マシンの不正、このマシンがどのような経緯で作られ米国に入ってきたのか、ソフトウェアはどこの会社で、サーバーはどこにあり、どのように票のフリップ(票を移し替えること)が行われたのか、このドミニオン集計システムがインターネットに接続され海外から操作されていたこと、更には外国勢力の関与が疑われることまで書かれています。

というような感じで、
日米主要メディアではまったく報じられていない内容がネットで情報収集できます。

いまアメリカでは、米国国民がこのような手段で情報を得て大きなムーブメントを起こし、ついに昨夜CNNでは「トランプ大統領再選の可能性」を報じ始めました。

「新聞とテレビから民衆に情報が伝わる」という今ままでの情報経路が変わり始め、
メディアの役割が変わってきているというターニング・ポイントにいま私たちはいます。


新聞とテレビのみから情報を得ている人々が住む世界と、
ネットと新聞とテレビと全ての情報を精査している人々が住む世界、
これら2つの世界は、まるで違う言語を話す人々のように分断されています。前者は主要メディアが作った「ジョー・バイデン勝利」の世界で生き、
後者は「まだ大統領は決まっていない、これから決まる」という世界で生きています。

現在この2つの世界は大きな開きを保ったまま並行に進んでいます。

言うまでも無く、前者がマトリックスの住人です。
仮想現実が悪いわけでもないですし、何も知らないままでも美しく平和な世界に住み続ける事が出来ます。映画の中でも現されていましたが、現実のほうが素晴らしいとは限りません。

なぜ、日本の主要メディアが実際に起こっていることを報道しないと決め込んだのか私には分かりませんが、マトリックスの住人にそのまま仮想現実を与え続けるのも目覚めさせるのも、全ては主要メディア次第です。

果たして、この分断された2つの世界は1つに戻るのでしょうか?

今後の不正選挙裁判、次期米大統領がどちらになるのか注目していきたいです。

まだまだ寝不足は続きそうです。