山中 健
東京ファッションウィークに見るアマゾンの本気度
東京のファッションウィーク「アマゾンファッションウィーク東京」。アマゾンが冠スポンサーですが、主催はJFW。そこで、アマゾンは「AT TOKYO」というイベントを、1年前の2017 年3月にスタート。先週終了した2018秋冬シーズンで、3シーズン目となりました。
2017秋冬は注目ブランドのハイライト、2018春夏は海外で活躍しているブランドの凱旋ショーが目立ちました。
そして、今シーズンは「さすがアマゾン」と思わせることが多くなりました。初日の「マメ」は、出来たばかりのアマゾンのファッションスタジオでソーシャルディナーとショーを開催。同社世界最大のスタジオを、ファッション系メディアやセレブリティに見せるという、同社のファッションマーケティングへの意気込みが伝わります。
「アンブッシュ」のショーでもソーシャルディナーを開催しました。オールスタンディングのスペースの隣に、シーティングのスペースを用意。森を模した会場で、ゲストに配られたのは、何とアマゾンのあのダンボール。ビリビリッと開けると、創作料理が入ったディナーボックス。ピクニックに来たかのように、お弁当を楽しむという趣向でした。
お馴染みのダンボールとファッション商材販売に本腰を入れるために設立されたスタジオ。今のアマゾンを表現する要素を、最大利用してイメージアップできたように感じます。
アメリカやヨーロッパと同様に、大衆的な商品だけでなく中高級ブランドやデザイナーも囲い込んで、百貨店チェーンの衣料品売上をアマゾンが上回るのも、もうすぐかもしれませんね。
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