山中 健

2018 30 Mar

東コレでアダストリアに期待したいこと

(写真:グローバルワーク)

今シーズンのアマゾンファッションウィーク東京にも、アダストリアのブランド、「グローバルワーク」と「ハレ」が登場しました。

ジェネラルブランドをうまく掬いながら、グローバルワークはライフスタイルファッション、ハレは手の届くモードを提案。演出とスタイリングも、レベルアップして、ゲストを楽しませました。

商業ブランドの参加も珍しくなくなった今日、アダストリアにはもっと色々なことを期待したくなってしまいます。ロンドンファッションウィークにおけるトップショップのような役割を担ってもらいたいと。

トップショップは、自身のブランドだけでなく、若手を支援する取り組みをしています。ロンドンメンズでは「MAN」という若手の合同ショーを、トップショップの箱と演出で行っているのです。そこから、旅立ったデザイナーも多く、ロンドン・ファッションウィークの活性化に繋がっていると感じます。

東京でも、坂部三樹郎、山縣良和がプロデュースする若手デザイナーを集めたプロジェクト「東京ニューエイジ」などがありますが、大手流通業が手がけることにより、ビジネスへの繋がりが強まるのではないかと思う次第です。

(写真:ハレ)