山中 健
2018
30
Jan
元コレットのスタッフがローンチした「nous」とは
惜しくも昨年末に閉じたパリの名店コレット。そのスタッフたちが、ローンチした店がマドレーヌ近くにできたということで、パリ最終日に行ってきました。
場所は、シャネルの本店があるカンボン通り。マドレーヌ広場からもすぐで、どちらかと言うと表通り立地。外からも店内がうかがえるような作りの1フロアの店です。
品揃えは、雑貨中心。アパレルは、Tシャツやカジュアルシャツ、軽アウターぐらいで、ガジェットや時計、スピーカーなどをミュージッックカルチャー軸で編集しています。かつてのコレットの1Fの一部をスピンアウトしたようなMDパッケージです。
コレットの幻影を求めてか、リサーチ目的か、店内は高感度な来店客で賑わいを見せていました。
しかし、欧米で服主体のセレクトショップで話題の店は少なくなりました。地方に行けば良い店が多いのですが、パリやロンドン、NYやミラノで、有名どころ独自編集するという店は限られてきています。百貨店がデザイナー編集の平場を強化しているというのもあるのでしょう。
セレクトショップは、「カルチャー軸でのインディーズタイプ」と、「アップスケールした高級百貨店風」に分かれていることを、今回も実感した次第です。
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