山中 健

2020 31 Aug

2020年夏が終わる ビジネスは泥縄式で

8月が終わります。そして、残暑が続くものの、夏が終わります。

2020年の夏は、一年前まで思い描いたものとはまるで違ってしまいました。オリンピックで海外から旅行客が押し寄せ、満員電車は限界値を超える。一方、東京では新たな商業施設が次々にオープンし、広域渋谷商圏は華やかさに包まれ、インバウンド消費によりホテル、飲食、物販も盛り上がる。そんなことを思い描いていました。

しかし、stayhomeによりリモートワークがキャズムを超えて定着。都心は信じられないほど空いており、目玉の商業施設のオープンも五月雨式になっています。

商売、特に小売は先が読めないのが常ですが、今回のこの狂いは誰も想定できなかったでしょう。先手、先手できめ細かくマーケティングをしてきたプレイヤーほど、大変な思いをします。

ここは「泥縄式の」商売がどこまでできるかが問われます。「泥縄」とは「泥棒が来てから縄をかける」ということ、つまり後手ということ。先手と比べ後手は何倍もの力が必要。そのため「泥縄式」とはあざけるときに使う言葉ですが、このような状況は誰も想定できなかったわかけですから、泥縄式で頑張る時ですね。

 

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