山中 健

2018 30 Apr

トップメゾンも認める独立型セレクトショップ「ヌビアンハラジュク」とは

Courtesy of NUBIAN

4月26日に移転オープンした「ヌビアンハラジュク(NUBIAN HARAJUKU)」。ミュージックカルチャー軸のセレクトショップとして存在感を示してきたショップです。

移転した場所は、東郷神社の裏手。店舗面積は265平米と、前の店舗の5倍です。広々とした空間は、3つのエリアで構成。中央には「田口音響研究所」が手掛ける高級サウンドシステムを搭載したレジカウンターも目をひきます。

Courtesy of NUBIAN

ハイブランドとストリートブランドをミックスするというユニークなブランド構成で知られている同店。移転後の特徴は、カルバンクラインのジーンズやゲスなどのポピュラーブランドを拡充している点です。また、入口のモニターのあるスペースでは、今は「スパゲッティボーイズ(Spaghetti Boys)」のPOP UP イベントを行っています。

同店は、元々HIP HOP 系のセレクトショップとして上野にオープン。当時は現地からのハンドキャリー、並行輸入などで品を集めていました。しかし、カニエ・ウェスト関連のブランドを取り扱いたいと決めた時に、並行輸入の仕入をやめ、今は正規輸入でブランドを調達しているとのことです。

東京に独立型セレクトショップを構える場合、必ずぶち当たるのがブランドのバッティング問題。直営店や有力店とのパワーバランス、有力ブランドから提示される取引条件の厳しさなどから、思う通りのブランド構成を組めないケースが多いのです。

そのようなショップが多い中、同店はブランド調達の壁を打破し世界のトップメゾンと対峙しています。移転・拡大により、新たなステージに立ち、どのように進化していくのか、楽しみです。

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