内田 文雄

2021 10 Mar

コロナ震源地の武漢に来ています!

今日から明後日まであの武漢に来ています。そうですコロナ震源地と言われている街です。

 

このブログを見ている方々の中には「許すべき武漢か...!」と嫌悪感を感じている方も多いと思いますが、何処の国で発生するにせよ、ウィルス、疫病が発生した地域、街が落ち着きを取り戻すのは私は喜ばしい事だと思います。もし仮にいつか日本が何かの震源地だったら...、他国からは「日本が震源地か!」などと色々言われ非難されるかもしれません。いづれにせよまだ世界中で収束を見せないコロナですが、各国、各地域で少しずつ感染者が減り収束に向かうことを祈るばかりです。

数年ぶりのホコ天「漢街」観光客でいっぱいです

最近中国各都市にできている「HAYDON」格安化粧品店

この雑貨店「KKV」も全国拡大中、MINISOのお洒落版

このLEVISは素敵でした

今回の店舗巡回を行うブランドと同アパレルグループのブランド

以前にまして日本レストランが増えていました

「伏見桃山」と言う名前の店、東京スウィーツと書いていました...何故

 

武漢に来るのは実に2年ぶりです、昨年は2ヶ月半に及びロックダウン(完全都市封鎖)されていたこともあり、その後も出張の予定もなく足が遠いていました。昨年の10月の国慶節や、今年2月の春節期間は武漢の復興を見ようと、中国内から多くの観光客が訪れました。


街は以前と何も変わらない様相、違いと言えば街を歩く人達全員がマスクをしていること。街中に「頑張ろう武漢」の様なスローガンが掲げられていること。いたって普通の生活をしている様に見えます。

 

今回の武漢出張の目的は?寧波のアパレル企業クライアントの社長以下、幹部達に対して私から提案した事がようやく実現されます。名付けて「标杆店(モデル店舗)の联合巡店」と言います。つまり社長含め各部門(商品、生産、MK、VMD、内装設計、営業、出店開発)のリーダーが一緒に店舗巡回をして、店舗、地域が抱える課題を「即断即決即実行で解決をする」ことが目的の巡回です。

 

これまでこのブランドの寧波、杭州、上海、北京、鄭州などの巡回には社長は不参加だったのですが、今回ようやく社長も重い腰をあげられ武漢に一緒に来てもらいました。その理由としては?昨年のコロナの要因もあり巡回対象店舗以外も売上が大きく毀損したこと、客数大幅減で、それまで黒字だった店が赤字に転落したこと。明日朝から2店舗に入り店長から素直な現状説明と課題を挙げてもらい、参加者全員で意見を出し合い解決させていきます。

 

大きく2段階に分けて進行します。まず店舗に行く前に最初はこの地域全体の数値分析、商品動向確認、これに対する仮設立て、次にその仮説を元に実際に店舗に行き、当日即改善できる事、時間が必要で後日実行する事を明確にします。商品構成改善、MK(プロモーション、販促、集客)対策、営業面(含む人材、経費抑制...)対策、店舗内外のお客さんの回遊性改善(店内導線、什器配置そして売場VMDの事...など多岐に渡ります。

 

明日皆で討論し良い改善を実施して、その後に良い結果に繋がることを期待して。「頑張ろう武漢!」

 

それでは!