六本木 真弓

2019 31 Jan

ミラクルワールド!

炭酸デザイン室×西陣岡本の共同制作「光る山」

フランスで開催中の「ジャポニスム2018」の一環として、パリの装飾美術館で「ジャポニスムの150年」展が開かれ、注目を集めている。

時代や産地の固定概念にとらわれず、独自のテーマで作品をアレンジ陳列し、見る者のインスピレーションを刺激する。

日本の古美術から現代アート、演劇や映画まで、さまざまな出展に大きなスペースを割いている。

多くのパリ人を魅了していた。

 

 

日本では、「奇想の系譜展 江戸絵画 ミラクルワールド」が、東京都美術館で開催されている。

歌川邦芳「宮本武蔵のクジラ退治」(1847年)

自由で、斬新な発想や手法で描いた、江戸時代の絵師たち6人が登場。

日本美術が、こんなに刺激的で面白いと教えてくれる。

 

 

和装の世界でも、伝統の「ゆかた」をアップデートさせてグローバルに着用できるように装いをクリエイトする企業も健闘している。

 

日本の物作りのワザをデザインでクリエイトした帯

 

「ジャポニズム」「オリエンタリズム」を経て、「世界に通じる面白さ」に注目が集まっている。

2020年、オリンピックに向けミラクルワールドの展開が期待される。

 

 

㈱六本木事務所