西 謙太郎

2020 27 Jun

コロナ明けの消費行動

緊急事態宣言が終了してからアウトレットマーケットは大盛況です。駐車場待ちの渋滞等コロナ前よりも混雑しているかもしれません。特にナイキ、アディダスなどのスポーツブランドやアウトドアブランドが入場制限などしており大変混雑しています。他にもコーチなど分かりやすい販促をしているところは込み合っているように思います。リニューアルした横浜ベイサイドも非常に好調に推移しています

またイオン等生活導線上にある商業施設も売上はほぼ戻ってきたと言っていいと思います。また駅ビルでも川崎等どちらかといえば準郊外の商業施設は復調していると思います。

逆にOLや弱年齢層が主な顧客だった渋谷、新宿、丸の内等都心ファッションビルは大苦戦。OLは商業施設の営業時間短縮とそもそも在宅などで都心に勤務しておらず、入店は70%といったところ。コロナ前半は結構都心に出て来ていた若年層も都心への移動は控えているよう。

またインバウンド売上の構成が大きかったブランドやショップは当然ながら依然厳しい状況にあります

これらの現実の数字をみていると、出来れば車で移動出来る近隣で買い物、県をまたいでは車で郊外に移動するけれど都心への電車で出かけるのはまだ控えている。という感じでしょうか。

先週からほぼ営業時間も元に戻り、7月からはもう少し通常勤務も増えた時点でどのあたりまで都心型店舗の数値が戻ってくるのか、戻ってこないとすればこれからしばらくは都心<郊外、ECの傾向が続くのではないかと思います。

売れている商品も今のところカットソーやイージーパンツ等、よりカジュアルで快適なもであり、通勤需要が減って、飲み会も無くなり人と会わなくなる傾向が続けばこの傾向が続くかもしれません。

状況を見極めながら秋立上りのMD修正が必要です!