生地 雅之

2020 22 Jun

ワークマンプラスの二毛作の佐知川店

3月20日祝日に表記の二毛作店舗(19日にリニューアルしたさいたま佐知川店)にリサーチしてきました。

17日にSNS向けとマスコミ向けにお披露目をしたニュースは動画を含め、当時沢山上がっていましたが、

自分の目で確認するために車で10時に変更するとされる時間帯に合わせて、

1.看板はジャバラ方式でワークマンがワークマンプラスに変更される

2.店内の照明は作業服は白い蛍光灯で、カジュアルの時は黄色い照明に変更

蛍光灯に2種類いれてあり、スイッチで切り替えているのでしょう。

3.店内の香りを変更している

4.売場レイアウトは変更していない(過去の広報リリースでは変更するようなニュアンスが)

路面店でプラスを入れた2年前の1号店の中野島店(南武線)と全く同じようでした。

5.要は、看板、照明、香りを変更したとの事です。

6.それをタイマーセットにしてあるとの事でしたが、10時は自動で変更されていなく、

一般のお客様まで認知されていたのか、「10時になったけど変わっていないね?」との

問い合わせが店員さんにありました。

店員さん曰く9時に勝手にやったとの事ですが、変わってもいなかったのです。

 

郊外の一般的な住宅地(周りは一部畑も)にポツンとあるお店で、駐車場は15台程度(中野島店11台)で、

前の道路幅(片道1車線)も狭く、駐車場は2日目のこの時間帯は60%程度埋まっているのですが、

ほとんど地元ナンバーでした。

客が殺到するとの予測か、駐車場には案内の警備員2名も配置していましたが、思いの他ガラガラでした。

 

遅れたら夕方まで看板変更等が見られないので、30分程度早く着いたのですが、

時間潰し出来る喫茶店もなく、近くの食品のみのマルエツのイートインで時間待ちしていました。

照明の変更はカジュアルでも白色が本当の色を見せられるし、売場はもっと明るくすれば

もっと売りやすくなる事に認識がないのです。これは一般的な小売業の売場すべてですが、、

実験すれば即結果が出る事なのに確認もしないのでしょうか?

 

また、香りも商品のほとんどが中国や東南アジア製品であり、その匂いが充満しており、

香りの変更など全く感じられませんでした。(同行者2名も同様に感じたようでした)

この匂いは、製品の素材の染めた後の洗い(ソーピング)不足の匂いと思われます。

低価格ラインのSPA(GAPやSEIYUの衣料品等)では当たり前の匂いなのですが、、

日本の繊維製品のほとんどが海外輸入で、その生産地は中国が65%、ベトナムが18%、その他17%、

日本製は輸入品全体の2~3%程度なのです。

 

この後、ららぽーと富士見でもワークマンプラスを見ましたが、佐知川店でサンプル購入した

ナイロンバッグ(作業用でなくスポーツカラー)の色違いを探していると、冨士見店(プラス)にはなく、

カタログ(昔の通販カタログのような構成)やネットで探してもらうとカタログには掲載されていなく、

ネットで見つけて貰い、この店では展開していないとの事でしたので、諦めましたが

その後、湘南テラスモールリサーチ時に、そのすぐ横のワークマンで見つけましたが、、

要は全店展開品番出来ない程度のLOTの商品もあると推測されます。

モノつくり(生産面)に安定性や継続性があるのかは不安も覚えました。

 

1)この二毛作のHINTはワークマンの専務も店名を上げずにコメントされていますが、

  PRONT(17時以降お酒になる店あり)+エキナカソバ屋(改札外と内で席を分けて)+

  コメダ珈琲(SCの外向けの店で、7時頃から通勤のサラリーマンを取り込み、10時になればSCからも)の

  コピーであり、このことは2年前の秋のワークマンプラス1号店(ららぽーと立川立飛)に出す

  広報の発表があった時に既に小職のブログ等でコメントしていました。

2)二兎を追うと本質のコンセプトを見失う前兆かとも思われます。

  この程度の表現でもコストが掛かり過ぎると思われるので、OUTLET等で良くある店1店舗で、

  2つの入口を作り、その入り口の上にはワークマンとワークマンプラスの看板を掲げ、

  店のレイアウトはほぼ50%50%(実績比率によってアレンジ)に区分けし、レジは中央の奥か

  入口側の間1か所での対応がまともでしょう。

3)このままではデカトロン1号店の西宮ガーデンズ、先日の2号店(首都圏初)のイオン幕張

  (イオンモール幕張新都心SCではない)の売場構築のスタンダードには勝てない、商品力はともかく

  まして完成されたMDを携えたビジネスモデルのユニクロの売場運営力には、

4)お客様の立場では、下記のコメントも一理あるでしょう。

A)仕事柄ワークマンにお世話になってるけど一般売りの店舗と職人用の店舗分けてくれないかな 

  休日なんて狭い駐車場が家族連れなんかでいっぱいになってて寄りにくいのよね。

  *時間帯が違うので、狙っているターゲットを見るとこのコメントは当たっていないのですが、

B) 中綿シューズ、あとイージスは着心地もかなり頑張ってると思うけど、その他は

結構クオリティー低いのもあるよ。

*クオリティーは高いのも低いのも雑多ですが、価値観は購入される人それぞれなので、

C) 2サイズ上げても肩周りや尻、膝なんかがめちゃくちゃ窮屈。あとあの硬くて重い

防寒ジャケットはどうかと思う  試着は必須ですね

一部FASHION性を意識しすぎている商品も混ざっているので、あり得るでしょう。

 商品それぞれのターゲットが違うので、売場展開方法に難ありでしょうが、

  期待はそうされてはいないのでしょう。

D)  余計なことにコストかけなくてもいいと思う。機能最優先で勝負してほしい。

   *衣料品なのですが、機能商品の位置付けが武器なので、FASHIONBRAND化

    (モンベル等と比較)するには、価格ラインと機能はそのままでも別の手法が必要でしょう。

E)    初めて行ったけどかなりださい。これ買う奴かなり金ない奴か異性を意識しない奴だわ。

これ着てデート本当にするの??あり得ない。

*人それぞれの感覚ですが、その通りでしょう。

追)次週も続きを、

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

弊社へのご連絡は、HOME-PAGEのお問合わせより、お願いします。