生地 雅之
百貨店におけるブランド展開とは?
ブランドについている顧客はお店が移ればついていきます。そのようなブランドはラグジュアリー位です。
ショップとブランドのコラボは、お客様がその店が好きで、その中で自分に合ったブランドの商品を選んでいるので、隣の店にある同じブランドの商品を買いには行かないのです。
その店が閉店になった時の周りの顧客は「この店が無くなるとこれから自分の服が買えなくなる」とインタビューで答えられている毛0須が多いが、実は隣の店には存在しているのです。
その他、店が好きでその中にあるものならブランド関係なくOKとの認識の意お客様もいらっしゃいます。
百貨店はこの顧客分類をして、ショップ展開、コーナー展開、平場展開に区分しているのです。
ショップ展開とはラグジュアリー系が多く、コーナー展開ブランドとはお店が好きでその中でのブランドは23区やインディヴィ等であり、ブランド認知が低い必需品的カテゴリーなどは靴売場、バッグ売場等の平場展開が多いのです。
コーナー展開ブランドでは、消化と言えアパレル側は展示会発表のすべての品番を展開はしていなく、お店毎の顧客に合わせた展開をしているのです。
現在の百貨店が触れるのは、販売員が割と自前の多い平場であり、それ以外は全く口出しできていないのです。
よって、百貨店の力を発揮できるのは平場とブランド力のないアパレルの商品による自主編集売場なのです。
新宿伊勢丹位はラグジュアリーの垣根を払いたいとの意向があるのですが、現実はその力も失いつつあり、実現は難しくなってきています。新宿伊勢丹のラグジュアリ―の垣根を払う事が自店のお客様にとってベストかは疑問ですが、それは自店のお客様にそうなってほしいとの意思の表れなのです。
要は百貨店が売れなくなっているのは同質化の一言で決めつけるのではなく、もっと彫り込んだ分析で、
「自店のお客様に満足して頂くには何が欠けているのか」を真摯に突き詰める事が不足しているのです。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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