生地 雅之

2018 12 Nov

日本橋高島屋SC

先日表記の館に行ってきました。日本橋高島屋SCはOPEN日の夕方とその後2週間程度空けてから見てきました。

 

高過ぎず安すぎないこのエリアで働く人達の食難民を救済する意味でも、食品40%程度の展開は時代性を物語っており正解でしょう。このエリアの百貨店層以外の働いていらっしゃる方はとても多いのです。

 

逆にその他ファッションを中心とするショップはGINZA-SIXに引っ張られたのか、百貨店バイヤーの得意先のリーシングでこうなったのかは疑問ですが、この食難民の方のウェアには少しグレードが高すぎるのではないでしょうか?ターゲットが異なると映っています。

上野PARCOyaが大人のPARCOを意識して陥った状況に見えます。

 

折角本館の横で展開するのに、同じ百貨店層を狙わない方が良かったのではないでしょうか?百貨店層の若年層だけでこのSCは持たないでしょう。本来の百貨店層の団塊ジュニアの世代こそ、本館で狙うべき客層ではないでしょうか?このままだと本館の将来は?

 

アパレルの三陽山長などは百貨店層のお父様が息子の靴を5~10万円程度前で見立てており、本来本館でやるべき次世代対応をこの館で実施されているのです。では本館はどうなっていくのかを考えさせられます。

 

上記の三陽山長やジョイックスのサイコバニーなどはSC層の価格よりは大幅に高く、百貨店のボリューム・ソーンよりも高い位置付けけなのです。要はSC館の顧客層と合っていないのです。アパレルとしてもブランド採算が取れているようには見受けられないのです。

 

1FやB1Fの食品はにぎわっていても、上層階は違う世界なので、ウィンドウショッピング程度になってしまうと推測されるのです。定借であればデベロッパーは持ちこたえられるのですが、果たしてテナント側は?小箱なので1~2店が出て行っても対応はしやすいのですが、、

このエリアは百貨店層以外の物販がコレドを含めて今一なので、徹底して本来のSC層を狙うべきだったと思われます。

 

これを見ても百貨店が自ら変わらなければいけなくなってきていることは明白です。マーケティングの考え方の根本から見直していかなければいけない時代に来ています、GMSも同様ですが、それでもまだ日本橋は攻めていますが、

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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