生地 雅之

2020 09 Nov

新しい事をやれば〇が付くとは?

昨今の企業でコロナの前から閉塞感が漂う中、変わる事が良しとされ、新しい事を提案し、手掛けると好結果が出ようが出なかろうが〇が付くのはいかがなものでしょうか?

 

これは現場どころか経営層まで蔓延している企業まで続出し、大きなヴィジョンも持たないで利益を生まないような事を手掛けて喃々としている現状を憂うものです。

 

「小さく生んで、大きく育てる」という言葉も存在し、重要な指針ではあるのですが、余りにも小さい事業をどう自社の2本目、3本目の柱にできるのでしょうか?

 

例えば、百貨店事業において、店頭売上のシェアは高いのですが、外商の売上比率も10%にもなっている企業もあり、ECは1~2%ではコロナ下ではまずはどちらに力を?

 

大企業は経費を使えるので、「変わる事が目的」になっているのではないでしょうか?

企業は時代や経済環境に併せての変化が求められているのは当然なのですが、

 

良い企業の条件は時代に対応でき、「永続性のある企業」なのです。それには企業ビジョンを明確に持ち社員に徹底させ、時代時代に併せられる変化対応力が求められているのです。

 

変わる事が目的ではなく、「何のために変わるのか?」が欠落していると思われるのです。

経営層は自らその視線を保持し、自社に取っての必要な事業に邁進すべきなのです。

 

勿論、やってみないと判らない事も多いのですが、まずはやる前に、A)やる必要のない事、B)やらないといけない事、C)やらないと判らない事に、区分してみましょう。

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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