中谷 恭子
VMDはコミュニケーション
こんにちは、ショップコンサルタントの中谷恭子です。
お盆休みも終わり、通常営業の日々が戻ってまいりました!
さて、これから秋に向けて、VMD研修やセミナーが多くなっていく時期ですが、
その研修やセミナーで参加の方々にいつも伝えることがあります。
それは、VMDとは、単に、店舗空間を視覚的に魅力的に演出する、ということだけでなく、
「VMD=コミュニケーション」ということ。
"VMDは売り場を通したお客様とのコミュニケーションツール" なんですよ、
ということなんです。
VMDでは、まず、
◎お店側がお客様に、ショップのアイデンティティやコンセプト、品揃えのテーマを
VPやPPという場で視覚的に発信します。
「うちはこんなお店で、今はこんな提案を行っていますが、いかがでしょうか?」
とお客様に問いかけるんですね。
もちろん会話で伝えるわけではなく、ディスプレイなど視覚的表現を使って伝えます。
そして、その発信がお客様に伝わり、興味を持ってもらえたら、
立ち留まったり、入店したり、商品を手に取ったり、何らかしらのアクションが、
今度はお客様側から発信されます。
もし、全く反応が無かったり、反応が薄かったりしたら、その発信が間違っている、ということ。
演出や見せ方、レイアウトなどやり方の問題か、テーマそのもののズレか検証して、修正しなければなりません。
VMDって、商品や什器を移動したり結構重労働なこともあるのですが、
これを作業と思ってしまうと、しんどくなってしまいます。
でも、これはお客様とのコミュニケーションなんだ、と思ってやると、
とても楽しくやりがいが出てくるんです!
クライアント先のスタッフも、「VMDって面白い!」ってよく言っています。
どうしてかって聞くと、「即反応が出て、結果がわかりやすいから。」だそうです。
VMDがコミュニケーションということを理解できると、
「今度はこうやってお客様に楽しんでもらおう。」というプラスの発想になってきます。スタッフのアイデア力やモチベーションアップにも繋がりますよ。
ぜひ「VMD=コミュニケーション」という考えで取り組んでください。
きっと結果が出てきます!
楽しんでVMDに取り組みましょう^^