中谷 恭子

2019 10 Jun

客数減を客単価アップでカバー!

 

こんにちは、ショップコンサルタントの中谷恭子です。

6月です。梅雨の季節です。お天気も不安定で来店客の動向が読めない時期でもありますね。

 

先日、クライント先から毎月の売上データ報告が届きました。

このクライントとはもう5年のお付き合いになりますが、VMD研修に入らせて頂いてから、

スタッフの意識も変わり、毎年、前年比アップで素晴らしい成果を上げてくれています。

昨年度より、VMD取り組みの目標の一つに、客単価アップを掲げ、具体的な客単価を目標値に設定して、

スタッフでアイデアを出し合い実行して修正を繰り返すなど、取り組みをスタートさせました。

 

アパレル業ではないので、現場スタッフにあまり客単価という意識が今までなかったのですが、

気候変動が集客に大きく起因する業種でもあり、日本国内の人口減や最近の異常気象などを考えれば、

客数減も避けられない。その時に備えて、今からスタッフ全員で客単価アップに対する意識を向上させ、

対策を講じていく必要があると考えての、私からの提案でした。

 

最初はあまりピンときていないスタッフも正直いましたが、回を重ねるごとに、目的が共有でき、

それぞれが自発的にアイデアを出し合うようになってきました。

 

その結果、

少しづつ客単価がアップしてきたのです!

取り組みをスタートしてから、客単価が前年比を割ったことはありません。

 

そして直近のデータでは、客数が前年より減少しているにも関わらず、客単価が大幅にアップしたので、

売上も前年比10ポイントもアップしていました!

客単価アップに取り組んでおいてよかった!!

 

おそらく今後客数は、首都圏の一部や、インバウンドで賑わう一部の観光地を覗いて、国内では大幅に伸びないでしょう。

しかし、客単価は、VMDでクロスマーチャンダイジングを強化するなど対策を講じれば、上げることができます。

結果、客数減をカバーできるほど、売上をアップすることができるのです!

 

もちろんそれには、現場スタッフ全員が目標を共有し、参加意識を高めて課題に取り組む必要があります。

今回のクライアントの事例は、それを物語っています。

 

今からでも遅くありません。

客数減に備えて、ぜひVMD視点で客単価アップに取り組んでみてください!

 

※店舗スタッフへのVMD研修・VMDセミナーを承っています。

お気軽にご相談下さい。

 

ネオナレッジ・中谷

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