マサ 佐藤

2017 30 Nov

変化しなければならない時代に変えてはいけないもの

もうすぐ師走です。まだ2017年を振り返るのには早い時期ですが、私自身は今年の1月はしんどい状態でした。正直いうとこの仕事をあきらめて田舎に帰ろうとさえ思っていました。しかし、まだ今の仕事は必ず需要がある筈と信じている私もいました。結果的にそれから急に仕事が舞い込み始めたことで事なきを得ましたが、来年も努力・精進を怠らず、成長し続けたいと考えています。

 

ここで話は変わり、私の会社の目的は「人の役に立つこと」です。

​これは、4年前の会社設立時に決めたことです。このことから行動指針として、

・常識・既成概念に捉われない豊かな発想力を持つ。

・”前例がない”という言葉は良いことだと捉える。

・すべては”お客様”から逆算して物事を考える。

・”一生懸命・誠実・楽しく”仕事に取り組む。

ということを行動指針を掲げました。

 

昨年の今頃はお金が喉から手が出るほど欲しく(基本今もそうですが(笑))、結果的に自分の会社の目的。そして行動指針を見失っていた自分がいたように思います。

今でも、苦しくなると名刺の裏に書いてある、行動指針を見つめたりもします。

 

そんな事を繰り返しているうちに、最近は1回だけの仕事も受けたりするようにもなりました。お客様の要望に合わせ、フレキシブルに対応を変えています。

なぜ、そのような考えに至ったかというと、お客様側からの視点で物事を考えると、「問題解決のスピードは速ければ早いほど助かる!」​と感じたからです。

 

売上は(買上)客数×客単価で決まります。

​これは私のような仕事でも仕組みは同じです。以前の私は、目先のお金欲しさから、客単価に拘り、自分のことばかりを考えていました。当然、そのような事は上記の会社の目的・行動指針からずれていることなので、言行不一致になり、仕事も来なくなります。

そこで、気軽に私のことを使ってもらおうということで、客数を重視するに至ったわけです。

 

客数が多くなると必然的に売上が伸びる可能性が高まります。また自身の経験値も上がります。当然、お客様のニーズ・スタイルは、組織によって相対的に変わるのが当たり前で、そのお客様の「最適」を自分自身の手法を押し付けるのではなく、お客様とともに考えていかなければなりません。

時代の変化によって、手法は常にアップデートさせ、それぞれの組織に合うスタイル・手法等の「最適」を見つけ、お客様の役に立つことをするのが私の仕事です。

ときには、自分が正しいと信じていたこと、モノを棄てることも厭いませんし、変化すべきときに躊躇しているとあっという間に時代の波に飲み込まれてしまいます。

 

ですがそんな時代だとしても、絶対に変えてはいけないものがあるのだとしたら、私の場合は、自身の会社の目的であり、行動指針だと考えています。

 

昨今、アパレル業界は厳しいと言われますが、今一度自身の組織の「変えなくてはいけないもの。変えてはいけないもの。」を深く皆さんが考える。このブログがよいきっかけになればと願い。今回のブログを〆ます。

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