千金楽 健司
Everything OLD is NEW Again
2023年の締めくくりは、NY・りなさんのレポートを元にした「二次流通」に関する話題を紹介します(タイトルには、りなさんの言葉を借りました。りなさん、いつも情報をありがとう!)
皆さんは、ARCHIVE(アーカイブ)という企業を知っていますか?
Trove(トローブ)や Recurate(リキュレート)と同じRaaS企業で、ブランドに二次流通のシステム・仕組みを提供しています。そんなARCHIVEが2023年の業績をまとめたレポートを発表したので、紹介します。
▼ ARCHIVE 2023 Year in Review
https://www.archiveresale.com/blog/2023-year-in-review
レポートによると
・23ブランドの再販プログラムを開始(アパレル、履物、アクセサリー、子供用品、家庭用品、アウトドア用品等、様々なカテゴリーのブランド)
※40以上のブランドと提携
・イギリス、フランスを含む7カ国でサービスを提供。今後もグローバルへの拡大を継続
・利用者の73%が、現⾦ではなくギフトカード(ストアクレジット)を選択
中でも一番驚いたのが
・One of our brand partners sold $1M of secondhand goods in a single month
1っか月に100万ドル($1Million)の中古品売上を達成したブランドがいた!というトピックスです!この数字にはさすがにビックリしました。
日本でもヤフオクやメルカリ、セカンドストリート等の影響で「中古品」市場は着実に拡大してきています。来年1月26日のAILセミナーでも詳しく解説しますが、いまや二次流通は小売企業にとっての“新しい販売チャネル”になりつつあると感じています。自社EC同様、自分たちで(自分たちの商品の)二次流通をやる…それがスタンダードになる日はすぐそこまで近づいてきています。