ついにNikeが自社でのリセールビジネスを開始します。顧客から買い取った中古品や返品された商品を全米の直営店15店舗で再販するそうです。同社が取り組んでいる、二酸化炭素と廃棄物排出量ゼロを目指す包括的な取り組み「Move to Zero」をさらに推進していくぞ！という意気込みが感じられますね。

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▼ Nike Refurbished
https://www.nike.com/sustainability/nike-refurbished

サステナブル意識の高まりにより、リセール市場は大きな進化を遂げています。ノードストロムやセルフリッジといった百貨店がリセールビジネスをするなんて…一昔前なら到底イメージできなかったのではないでしょうか。サステナブルであること、循環型であることは、これからのすべてのビジネスにとって（小売りだけではないです）、非常に重要なファクターになっているといえるでしょう。

少し前、アパログでも記事を書いてくれてるNYのりなさんと興味深い話をしました。それはこれからのビジネスが追うべきは「PLV＝Product Lifetime Value（商品生涯価値）」だよねという話です。ファッションでいうなら、どれだけ売れたかではなくて、その商品を何回ご利用いただけたのかということになります。例えば、売って終わりではなくて修理対応できる体制を整えて、何度も修理して使っていただく。例えば、リセールの仕組みを整えて、何度も（何人にも）繰り返し購入していただく。サステナブルなビジネスを推進する際にPLVが果たす役割は非常に大きいのではないでしょうか。

Nikeの今回の取り組みに「続く」ブランド・メーカーはどんどんと出てくるはずです。
Nike Refurbished によって、自社によるリセール市場が一気に拡大する日がくるかもしれません。