千金楽 健司
2023
20
Dec
再確認!有店舗型小売業の正しい戦い方
Showrooming/Webrooming、Click and Collect、BOPIS。
10年近く前から「有店舗型小売業が本気で取り組むべき戦略はこれだ!」と言い続けてきました。呼び方はいろいろありますが、基本的な考え方は同じだと思います。店舗とECはカニバる存在ではありません。両チャネルをシームレスに繋ぐことで、売上は増えるんです。
▼しまむらや大手小売のEC事業に見る実店舗とネット通販のシナジー、店舗受け取りの効果
記事に掲載されている事例は以下の通りです。
・しまむら
店舗のみ利用:買上点数は約3点、客単価は約2,700円
EC+店舗併用:買上点数は約4.5点、客単価は約4,800円
・ユニクロ
ECのみ利用:平均年間購入回数は2.2回、年間平均購入金額は1万4,109円
店舗のみ利用:平均年間購入回数は3.9回、年間平均購入金額は1万7,198円
EC+店舗併用:平均年間購入回数は9.8回、年間平均購入金額は4万4,034円
・TSI
シングルチャネル:年間平均購入金額は2万5,000円前後
EC+店舗併用:年間平均購入金額は10万円超
・ベイクルーズ
EC+店舗併用:購入金額は店舗だけを利用するユーザーの約3倍
商品単価が高いブランド程、「EC+店舗併用」の効果が大きいことがわかります。
店舗という「リアル接点」があるブランドだからこそ活きる戦略…それがClick and Collectであり、BOPISなんだと改めて痛感しました。