児玉 千恵子

2019 12 Nov

令和で初めて迎える晩秋から歳末への商戦は、EC時代の物販との兼ね合いが掴みづらく・・・、

 「恋染紅葉(こいそめもみじ)」の風情(ブラウン系・炎のレッドの色)が、 ひときわ映えるそんなある日、庭の裏手に廻ると、薄紫の「紫苑」が可愛い花を咲かせていた。・・・「想紫苑(おもわれしおん)」と言えば、 古来から10月の色を代弁している彩りだ。
 「旧暦の10月は、新暦の11月になるから」と、思いを巡らしながら室内に戻り、懐かしい香りがする「よもぎ茶」を口に含み、 「芋羊羹(いもようかん)」を三口もたいらげた。
 窓ごしの「楓」は、「草紅葉」に属するらしく、晩秋だというのに葉が緑のまま枝を広げている。
 北から雪の便りが届く今頃になると、「菊の花」(11月の誕生花)が各地で彩り豊かに咲き揃う。
 英国の花暦でも、高貴なイメージの菊は、11月の花とされている。
 今月は、「紅茶の日・1日」から「文化の日・3日」」「ジュエリーデー・11日」「靴下の日・11日」、そして「七五三・きものの日・15日」頃までを、 「紅茶のセレクション」フェスなどで引っぱり、ハーブティーから「食用菊」を入れた香り高い紅茶も展開してみよう。
 カジュアリーな「アフタヌーンティー」から、フォーマル感のある「ハイ・ティー」など、スィーツと共に楽しんでいただく提案の他、VMDの「魅せ場」も作れる。
 また文化的な行事の他に、衣服関連やペンを含む、ステーショナリーの記念日もあるから、多様な働きかけや催事を実践できる。
 いずれにしても11月は、「ボージョレヌーヴォー解禁日・21日」頃から、本格的なウィンターギフト商戦へとバトンを渡す要の時期・・・(本文冒頭より)・・

 「ストアーズレポート」2019年11月 児玉千恵子書き下ろし連載第172回商いの実学・遊学・雑学」は、 『晩秋は「人・物・事・情報」の価値訴求に拍車をかけて・・・』!
 令和で初めて迎える晩秋から歳末への商戦は、EC時代の物販との兼ね合いが掴みづらく、推移を見守る業態・業種も少なくないだろう。
パフォーマンス学40周年記念大会 今月の「閃きの伝言板」では、設立当初から私も正会員である社団法人パフォーマンス教育協会(佐藤綾子理事長)の「パフォーマンス学40周年記念」の大会に出席し、協会最高アドバイザーの髙田明(ジャパネットたかたの元社長)氏の講演から、 長年にわたり私の提起してきた「販売業務におけるパフォーマンス」にふれる・・・。

 
社団法人パフォーマンス教育協会の佐藤綾子理事長より、講演後に花束を贈られる髙田明氏(パフォーマンス学40周年記念より)

 また、「多様な創造性とサスティナビリティの共存」~商いでの現実
 「デニムの香りとショータイム
 「カラフルで楽しい布や素材」~インド映画『あなたの名前を呼べたなら』 etc. をお届する。
プロ販売員模試】 「晩秋のおもてなし力テスト」
第32回ボディ&スタイリングフィッター実践講座
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
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