繊維ニュース 編集部ブログ

2018 23 Apr

二つの渋滞防止策

 【大阪本社】播州織産地の担当になって、そろそろ2年、ほぼ月1度くらいのペースで、自宅のある京都府の南から兵庫県西脇市に通っている。当初は苦手だった高速道路の運転にも慣れた。悩みのタネだった名物の渋滞ポイントも、新名神の開通で、迂回でき快適な道中を楽しんでいる。

 さて、この新しい高速道路、山中の単調な風景以外は全て防音壁で覆われ、車窓風景はもうひとつだが、時速100㌔走行可能な規格で作られている上、渋滞を防ぐために適切な走行スピードに合わせた緑色の光のガイドが点灯するトンネルがあるなど、なかなか近未来感も味わえて面白い。ただ、さすがに運転中に写真に収めるわけには行かず、もう一つ目を引いた物を写真では添えてみた。

 サービスエリアの建物としては西日本最大級という宝塚北サービスエリア。建物からして宝塚歌劇団がモチーフで、食べ物も土産物も高級品中心の品ぞろえ。なかなか手を出しにくく、さっさと小用だけ済ませて退散しようと入った男子トイレの小便器がこれ。

 上に手を洗うための蛇口と水盤が、いわゆる小便器と一体で備わっている。恐らく便器の数より少ないため、多くの人が利用する時間帯にはボトルネックとなって混み合う手洗いスペースでの渋滞を解消する試みのようだ。使った水は便器の洗浄にも使用される。まだまだ国内でも採用は少ないというが、体よくゴミ捨てに利用されず、こちらも渋滞緩和に役立ってくれるよう願いたい。(典)